- 2022.08.30
- 第09号(2022.8公開),
「北海道の美術・戦時下の動向について 1938-1945」の調査報告と今後の展望/田村允英
1.はじめに 2022年2月24日、ロシアはウクライナに対して軍事侵攻を開始した。その戦火は半年以上が経過した現在も収まる見通しは立っていない。1日も早い戦争終結を祈るばかりである。 大きく国際情 […]
1.はじめに 2022年2月24日、ロシアはウクライナに対して軍事侵攻を開始した。その戦火は半年以上が経過した現在も収まる見通しは立っていない。1日も早い戦争終結を祈るばかりである。 大きく国際情 […]
2022(令和4)年1月12日から3月12日にかけて、北海道立帯広美術館では特別展「道東アートファイル2022+道東新世代」が開催された。 帯広美術館が展覧会をはじめとする事業の開催や作品収集にあ […]
「かわいい」論の二つのピーク 「かわいい」を論じたい。と言えば、もはや聞きなれた、のみならず、聞きあきたというひともあろう。だから、「「かわいい」については詳しい説明は不要」とも言える。たほうで、「 […]
1.はじめに 神田日勝記念美術館では、画家神田日勝(1937-1970)のアトリエ写真をもとに、展示室の一角でアトリエの再現展示をおこなっている。展示資料の多くは日勝が実際に使用していたもので、机や […]
美術作品の鑑賞はどのような雰囲気で行われるのが望ましいだろうか。 あるひとたちは言う。鑑賞は、少なくともある程度までは、静かで落ち着いた雰囲気で行われるべきだと。作品にじっくりと向き合い、それを味 […]
序 本稿の目的はいけばなの制作過程を記述することである。あえて単純化して比較すれば、いけばなには西洋近代絵画のような「完成」を見出しづらい。というのも、いけばなの素材である切り花が生を持つため、作品 […]
大阪で出版物の編集事務所を運営しております町田と申します。かつて大阪大学大学院の美学研究室に8年ほどでしょうか、在籍させていただいておりましたそのご縁から、こうして何事か書く機会をいただきました。研 […]
*本稿は、「少女の魅力の一側面としての「毒」――澁澤龍彦「少女コレクション序説」 が戦後の少女表象に与えた影響―― (1)/山田萌果 │ Hokkaido Art Forum (hokkaido-ar […]
柔らかな陽光が窓辺から射しこむ。アトリエのイーゼルの上では白い画布が、私を見詰めている。静謐な白い空間が私の精神を掻き立てるが、外の移り変わる情景のようには私の作品は生まれてこない。 闇の中に幽 […]
1 はじめに 近年、ロボットの日常生活への浸透は著しいものがある。人工知能や仮想現実への関心の高まりもあり、その加速度は増してきているようにも映る。本稿で紹介する特別展「生誕100年|ロボットと芸術 […]