- 2022.03.17
- 第07号(2022.02公開),
いけばなの制作過程を記述する/柳川太希
序 本稿の目的はいけばなの制作過程を記述することである。あえて単純化して比較すれば、いけばなには西洋近代絵画のような「完成」を見出しづらい。というのも、いけばなの素材である切り花が生を持つため、作品 […]
序 本稿の目的はいけばなの制作過程を記述することである。あえて単純化して比較すれば、いけばなには西洋近代絵画のような「完成」を見出しづらい。というのも、いけばなの素材である切り花が生を持つため、作品 […]
大阪で出版物の編集事務所を運営しております町田と申します。かつて大阪大学大学院の美学研究室に8年ほどでしょうか、在籍させていただいておりましたそのご縁から、こうして何事か書く機会をいただきました。研 […]
*本稿は、「少女の魅力の一側面としての「毒」――澁澤龍彦「少女コレクション序説」 が戦後の少女表象に与えた影響―― (1)/山田萌果 │ Hokkaido Art Forum (hokkaido-ar […]
柔らかな陽光が窓辺から射しこむ。アトリエのイーゼルの上では白い画布が、私を見詰めている。静謐な白い空間が私の精神を掻き立てるが、外の移り変わる情景のようには私の作品は生まれてこない。 闇の中に幽 […]
1 はじめに 近年、ロボットの日常生活への浸透は著しいものがある。人工知能や仮想現実への関心の高まりもあり、その加速度は増してきているようにも映る。本稿で紹介する特別展「生誕100年|ロボットと芸術 […]
*本稿は、「少女の魅力の一側面としての「毒」――澁澤龍彦「少女コレクション序説」 が戦後の少女表象に与えた影響―― (1)/山田萌果 │ Hokkaido Art Forum (hokkaido-ar […]
*本稿は『北海道芸術学会ニューズレター Hokkaido Art Forum』第22号(令和元年11月発行)「ニューズレター」に初出し、「『進藤冬華 活動ノート/Fuyuka Shindo A Not […]
2019年、モエレ沼公園・ガラスのピラミッドで進藤冬華の個展《進藤冬華 移住の子》が開催された(会期: 2019年7月20日-8月25日)。北海道開拓顧問であったホーレス・ケプロン(1804-188 […]
はじめに 少女表象をめぐる論考の中でも、澁澤龍彦の「少女コレクション序説」は現在も影響力を持っている考察の一つである。主体性をもたず、自らは口を開くことのない語らないオブジェ、すなわち「純粋客体」と […]
このほど、北海道立帯広美術館で開催された「池田緑展」(2020年12月19日~2021年3月21日)を終えたばかりである。同館主任学芸員・薗部容子さんによる自宅外2ヶ所(制作場所と旧自宅)に保存して […]